「18年ぶりのアース・セレブレーション」 城山コンサートゲスト レナード衛藤
お久しぶりです。そして、初めまして。18年ぶりにアース・セレブレーションに出演させていただくことになりました。
私が在籍していた頃の鼓童を一人の表現者として例えるならば、それは青年だったように思います。野外のフェスティバルで演奏するにしても、技術や経験不足を体力と勢いでカバーし、一年ごとに表現を学んでいった記憶があります。同じく18年前に出演されたスアール・アグンのサウンドは、深い森の熟成された香りのように感じたものでした。そして、この夏に18年の歳月を経て、城山で再会することになりました。私個人は懐かしさに浸る感覚よりも、むしろ、新たな創造の場をいただけたことの喜びと感謝に溢れています。グループであれ、個人であれ、それぞれが経験を積み、創造的に活動してきた中での再会は、新しい蜜月の関係を築くものとなるのかも知れません。明日に向かって放たれる音のイメージが、私の頭の中ですでにグルングルンと回り始めています。