子ども向け「佐渡ふるさと学習」〜手ずからごはん〜
かつて小学校だった小木民俗博物館で佐渡のもん(人)、東京の大学生が子ども達と一緒に「手ずから」(自分の手で)ごはんをつくります。
「手ずから」とは、「知恵と技術を養って、自分たちの暮らし(生活)を自らの手でまかなう」という意味を持ちます。スイッチ一つでご飯が炊けるこの時代。自然にあるものを使って生活してきた昔の人の知恵と技術を五感で学び、自分の手で作り出す喜びを子どもたちに味わってほしいと思います。
- 日時
8月19日(土)9:30-12:30
8月20日(日)9:30-12:30<スケジュール>
9:30 現地集合
9:45 型おこし、たいごろづくり開始
10:30 休けい
10:40 自由時間(各自がやりたいことを選ぶ)
【火おこし、工作、昔の生活のお話】
11:30 おにぎりづくり
11:50 お昼ごはん(おにぎり、みそ汁、漬けものなど)
12:20 まとめ
12:30 現地解散- 講師
佐渡のじぃじ、ばぁば
- ファシリテーター
齋藤真智子(東京学芸大学 教育学研究科 修士課程)
- 会場
佐渡国小木民俗博物館
- 定員
20名
- 料金
1,500円
- 対象
小学3年生〜中学生
- 解説
日本語での解説が基本ですが、
必要に応じて英語の補足説明をいたします。 - 備考
三角巾、エプロンをご持参ください。
- 会場までの移動について
小木〜宿根木〜たたこう館の小木循環バスをご利用ください。(「小木民俗博物館バス停下車」)
- 講師プロフィール
佐渡のじぃじ、ばぁばたち
じぃじたちは、小木民俗博物館がまだ小学校だった時にそこに通っていました。昔の道具のことや昔の生活の話をしてくれたり、山にある植物でなんでも道具やおもちゃをつくりだします。
ばぁばたちは、食事づくりのプロ。かまどでの火のおこし方、ごはんの炊き方、道具の使い方、昔の生活のことなんでも知っています。- ファシリテーターより
「子どもの時には節句の時につくる「型おこし」と「たいごろ」をつくるのが楽しみだった」と語る80代のおばあちゃん。佐渡では、古くから節句やお祝いごとの時に「型おこし」と「たいごろ」が作られてきました。
「型おこし」?「たいごろ」…?聞いただけではイメージができませんが、とても手のこんだおだんごです。
「型おこし」はカラフルな色を練りこんだおだんごを花や魚などの型につめて形をつくるかわいいおだんごで、佐渡では旧暦4月の節句の時に食べられており、「たいごろ」は、茅(ススキの葉)や笹で包んだおだんごで、茅や笹が旬の旧暦6月の節句の時に食べられていました。今回は佐渡のばぁばと一緒に「型おこし」と「たいごろ」を作ります。
さらに、佐渡のおいしいコシヒカリを自分たちで火をおこしてお釜で炊き、熱々に炊き上がったごはんを自分たちでおにぎりにして食べます。
ごはんとおだんごができあがるまでの時間は、火をおこしたり、竹で工作したり、昔の生活の話を聞いたりと、各自が好きなことを選び、じいちゃんばあちゃん、大学生、島内外の子どもそれぞれが交流しあえる時間にする予定です。
ファシリテーター:齋藤真智子(東京学芸大学 教育学研究科 修士課程)- ワークショップ申込
チケットは、6月16日(金) 9:30より発売いたします。詳細はこちらをご覧ください。