アース・セレブレーション|Earth Celebration 2013

ECについて

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ECとは

新潟県佐渡を拠点に世界的な公演活動を行なう太鼓芸能集団「鼓童」が、人間にとって根源的な行為「たたく」をテーマに、1988年より佐渡の市町村(現在は佐渡市)と共に開催している国際芸術祭。

鼓童が国内外で出会った民族音楽・芸能のアーティストや文化人を佐渡に招き、豊かな自然の中で多様な文化を交錯させ新しい地球文化を創造しようとするもので、今年で26回目を迎えます。

これまでの取り組みが評価され、2008年には財団法人地域活性化センターが主催する「ふるさとイベント大賞」の大賞(総務大臣表彰)を受賞、2009年には米国ティファニー財団創設の「ティファニー財団賞・伝統文化大賞」の大賞を受賞しました。

アース・セレブレーション構想

河内敏夫「季刊鼓童1983年秋」より

「佐渡の自然を舞台に、世界の音楽・人間交流を通じて、地球共同体のきずなを強める試みをしたいと思います。そして、相互理解の中から新しい地球文化を築きあげ、人間が人間として生きられる世の中に、一歩でも近づけたいと思います。

夏の夜、潮騒に乗ってタムタムの音が遠くに聞こえ、満天の星の下、ガムランや神楽の音が流れていく、そんな情景を実現させたいですね。」

河内敏夫(かわうちとしお)

1950年東京生まれ。1971年「佐渡の國鬼太鼓座」旗揚げに参加、佐渡で共同生活を始める。舞台では主に三味線を担当。1981年「鼓童」を結成、初代代表となる。プロデューサー、演出家として舞台をまとめるだけでなく、鼓童の精神的支柱として、地域からの情報発信、地球時代の国際的な文化交流を目指した鼓童村構想や国際芸術祭「アース・セレブレーション」の計画に情熱を注いだ。1987年1月1日、旅行先のフィリピンで不慮の死を遂げる。「ハンチョウ」の愛称で慕われた。


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佐渡について

アース・セレブレーションの舞台となる佐渡は周囲260km、面積は854.6km平方メートルの島で、初めて訪れた多くの方はその大きさにまず驚かされます。暖流と寒流が交わり、気候的にも文化的にも日本の縮図といわれるこの島全体が、生きた博物館のような奥深さを秘めています。

佐渡の名前が全国に知れ渡ったのは、近年では天然記念物である朱鷺(トキ)の存在でしょう。佐渡は最後まで野生の朱鷺が生息していた自然豊かな島です。かつて朱鷺は日本中に生息していましたが、乱獲や自然破壊、環境汚染によって数が激減し、1981年に佐渡にいた最後の5羽を絶滅から救う目的で保護したため、日本の空から姿を消しました。その後、朱鷺が安心して暮らせる環境を取り戻そうと、朱鷺のエサ場づくりや農薬を減らす工夫、森を守る研究など、佐渡島内の様々な分野で取り組みが行われており、2008年より野生復帰のために放鳥を始め、今年初めて待望のヒナが誕生しました。

ところで、佐渡には独自の文化が培われてきた歴史があります。それはその昔、京から流された都人が、都の文化を伝えていったことと、西廻り航路が開かれ西日本や北陸の文化が伝わってきたことによるものです。貴族文化や武家文化、町人文化がまさに渾然一体となって、佐渡文化を形成していったのです。能の大成者である世阿弥が配流された島であり、全国一の密度を持つ能舞台が現存し、島内の寺々を廻れば日蓮の面影を偲ぶことができます。そうした様々な史跡めぐりをすることも佐渡を楽しむ一つの方法です。

もちろん、佐渡を語るのにその豊かな自然は欠かせません。変化に富んだ海岸線、まばゆいほどの緑と青い空、都会では味わえない山海の珍味。夏になれば多くの人々が海水浴場やキャンプ場で夏を満喫しにやって来ます。自然、歴史、芸術、文化、リゾート。様々な楽しみが味わえる佐渡で、皆様にお会いできる日を心よりお待ちしています。

「佐渡観光協会」ホームページ
「佐渡市」ホームページ

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