佐渡の地で鼓童の前身「佐渡の國鬼太鼓座」が結成されたのは1971年。日本の民俗芸能を凝縮した音楽とその特異な身体表現は、国内外で強いインパクトを与えました。このセミナーでは、鬼太鼓座の活動やその理念に刻み込まれた1950〜70年代の様々な思想、時代状況、そして佐渡の風土を読み解くことで、鼓童に流れる精神的なルーツを探っていきます。
講師プロフィール
小西 公大(東京外国語大学特定研究員)
杉本 浄(東海大学文学部専任講師)
門田 岳久(立教大学観光学部助教)
小西公大(こにし・こうだい)は東京外国語大学現代インド研究センター特定研究員で、専門は社会人類学。杉本浄(すぎもと・きよし)は東海大学文学部アジア文明学科専任講師で、専門は歴史学。門田岳久(かどた・たけひさ)は立教大学観光学部交流文化学科助教で、専門は文化人類学・民俗学。
小西・杉本はともにインドをフィールドに長年研究に従事してきた。門田は佐渡で10年余りフィールドワークを続けてきた。杉本は佐渡出身。3名の講師陣はそれぞれ異なる研究テーマ・フィールドをもちつつも、佐渡というフィールドでつながりを得た。2009年より南佐渡における廃校舎の再利用と地域活性化を共通のテーマに、「廃校プロジェクト」という研究プロジェクトを進めている。とりわけ旧宿根木小学校を再利用した小木民俗博物館に注目し、2012年8月にはアースセレブレーション関連企画として、「講座・宿根木と宮本常一」を催した。関連論文に門田岳久・杉本浄「運動と開発 ―1970 年代・南佐渡における民俗博物館建設と宮本常一の社会的実践―」(『現代民俗学研究』5号、2013年)がある。
応募要項
- 日時
- 8月25日(日)9:30 12:30
- 会場
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小木民俗博物館
- 料金
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3,000円(中学生以上)
- 対象
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中学生以上
- 定員
- 20名
- 行程(予定)
- 9:30 マリンプラザ小木前 集合・受付
バスにて移動
9:45-12:15 講演会 ・小木民族博物館見学
バスにて移動
12:30 マリンプラザ小木前 解散
- 講師
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小西 公大(東京外国語大学 特定研究員)
杉本 浄(東海大学文学部専任講師)
門田 岳久(立教大学観光学部助教)
- 協力
- 宿根木自治会
- 備考
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小木民俗博物館での集合・解散を希望される場合は事前にお知らせください。※上記の講座内にまちあるきは含みません。宿根木集落は新潟県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区ですので、この機会にぜひ博物館周辺の散策もお楽しみください。
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